春ですね!鎮守の社の春例祭で~す!

◆ テーマ ・・・春ですね!鎮守の社 吉川神社の春例祭が行われました!

◆ 場 所 ・・・吉川八幡神社

◆ 月 日 ・・・4月4日

まだ寒気を含んだ北風が吹いてきますが、野はすっかり早春です!田畑の畔にはいろいろな草が新芽を吹かせ、椿、レンギョウ、雪柳の花が満開で、土筆も伸びてスギナに代わっていました。

田んぼの起しが始まり稲作への準備を始めたところもあり、畑には農作業をされる方の姿があちこちに見えました。今日はこの町の鎮守の杜・吉川八幡神社の春例祭が執り行われました。昔から作物の豊かな実りを祈られた例祭なのでしょうね! 石作の鳥居の下で身を清めている時に鳥居の石柱に刻まれた文字に目が留まりました。

石柱に刻まれていたのは 『元禄5年壬申九月吉日』 と刻まれています。昔やな!とは、思ったのですが「昔って」いつや? こんな時に携帯は便利で~す。カチカチとネットにつないでみると、1692年と直ぐに出てきます。えぇ~今年が2020年だから・・・だいたい、330年前かと思わず鳥居の柱に手を触れて・・・鳥居さん、330年もずっとここに立って吉川村(当時の町の名前かな?)を見守ってくださっているのですね‼と 胸が熱くなるような感動を覚えました。

かなり急な長い石段を登って境内に足を踏み入れると 人影がまばらです。 これも、”人ごみのする所は避ける”というコロナウイルスの感染防止のためでしょね、関係者だけの、しかしかえって厳粛な雰囲気が醸し出された中で粛々と執り行われました。厳粛で凛とした雰囲気に自然に背筋が伸びてきます!

鎮守の杜に、笛太鼓に笙の音が響き厳粛な雰囲気を一層盛り上がって行きます。神官さんの祝詞というのかな! 意味はわからないのですが(・・情けないですが!)、厳かにありがたく聞こえてきました。

そして、主だった参列者・希望者による玉櫛奉てんに続いて、神官による破魔矢の射と巫女さんによる剣の舞が行われました。邪気を断つという意味でしょうか。

どうかこの町をお守りください。穏やかな春となりますよう、豊かな実りを授けてくださいとお祈りして神社を後にしました。神社から、能勢電車の妙見口駅に通じる花折れ街道を下って帰りました。どこか、清々しい気持ちをいただきましたよ!

やはり、昔から氏子の方々に大切に守られてきた神事ですが、この祈りが町の伝統として受け継がれ町の文化として息づいています。 決して賑やかではないけど、どっしりと大地に足を付けた暮らし、豊かな自然のなかでいっぱいの恵みをご享受できる、この町って素晴らしですね‼

 

 

前の記事

春の訪れが見たくて~その3